玄録

玄録は、秀玄舎の事例を通した、
実践研究の成果をご報告する不定更新の
ビジネスレポートです。

情報システム部門展望

システム企画機能の重要性と可能性

2004.06.25

  • Facebook
  • mixi
  • hatena

【労働集約的事業】
固定費の大部分を人件費が占めるような事業形態を指し、実はサービス業のほとんどがこの事業形態と言えます。 固定費が高いために売上の増減といった環境変化に対して対応力が低く、しかし売上をあげるために人的リソースが必要なために限界利益が低いという特徴があります。
収益性を高めるためには、例えばコンサルティング業のように下記の管理体系を取り入れることが考えられます。
   ●有償稼働率の管理
   ●売上 対給与比率の管理 (貴社におけるインセンティブ)
   ●売上に直結するスキルやノウハウの可視化 (ナレッジマネジメント)
今後、企業の競争力がノウハウに集約されてゆく過程であらゆる産業がこうした知識産業=労働集約的事業的性格を強めると考えられています。ナレッジマネジメントが重要視されるのはこうした背景に依ります。

【知識集約的事業】
売上は、人的労働の対価ではなく、知識の集約した製品に対して支払われるような事業をさします。 固定費に占める人件費の割合は低く、人件費の変動費的(原価的)性格は限定的(直接人件費=製造原価)です。 多くの製造業は知識集約的です。 損益分岐点を越えた後の高い収益率を期待することができます。

e-Businessは、社内の形式知化された知識資産を、知識集約の結果として外部で有償化するビジネス形態です。システム企画機能が有効に機能すれば、労働集約的性格を強めるであろう今後のビジネス環境において、知識集約効果を持続することが可能になります。それはつまり、情報システム部門が単なる間接部門ではなく、経営企画的な機能を持ちうる可能性を示唆しています。