玄録

玄録は、秀玄舎の事例を通した、
実践研究の成果をご報告する不定更新の
ビジネスレポートです。

情報システム部門展望

求められる機能 2「アウトソーサーコントロール機能」

2004.07.02

  • Facebook
  • mixi
  • hatena

先述のとおり、技術革新のスピード・開発コスト・品質維持のあらゆる要素から、企業内の情報システムを社内で開発するケースは少なくなっており、この傾向は今後も加速するものと考えられます。

しかし、かといってシステム開発の全ての工程を外注化(アウトソース)することが適当とは言えません。 前項のように、システムの企画工程は、本業に深く関わる機能なために企業内に保持しなければならない重要な機能です。

システム開発の外注化にともなって、企業内では「外注管理(アウトソーサー・コントロール)」という新たな機能が要求されています。 ですが、明確な方針を持たずに外注管理を行うと、非常に高いスキルを要求されてしまいます。

高度なスキルを社内に確保するためにはコストを要します。本業ではない高度な技術スキルに対して必要以上に投資することなくアウトソーサー・コントロールを機能させるためには以下の施策をミックスすることが求められます。

●単一のベンダーやアウトソーサーに依存しないために、定期的なコンペや情報開示(ドキュメンテーション)を徹底する、あるいは部分的に複数のベンダーを使う。(単一のベンダーに一括委託することは効率的であるため、短期的には必ずしも悪い施策ではないが、依存してしまって先方の都合が優先するような事態は避けなければならない)

●外部スキルによるアウトソーサーの評価を行う。(社員ならば適性な評価が重視されるのに、外注化したとたんに明確な評価指標をもたないのはナンセンスである。 ただし本業分野ではないため評価スキルを社内で構成することは困難)

ここでご報告している機能は、IT投資動向におけるVFIの傾向において最も重要と間がられる機能です。

(IT投資におけるVFI傾向については→【関連“玄録”】

【システム企画・運営におけるスキルマップ】

【アウトソーサー管理に必要なスキルの維持】