玄録

玄録は、秀玄舎の事例を通した、
実践研究の成果をご報告する不定更新の
ビジネスレポートです。

性能問題の原因と対策

性能問題が発生するタイミング

2007.08.20

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秀玄舎の性能監査サービスにおいて、「出来上がったシステムの性能が遅く困っている」と多くのパートナー様より性能問題のご相談があります。今回は、この性能問題について以下の観点でお話します。

●性能問題が発生するタイミング
●性能問題の調査方法
 その1(システム全体の性能測定)
 その2(データベース調査)
 その3(プログラム調査)
●性能問題の原因と対策
 その1(ハードウエア)
 その2(アーキテクチャ)
 その3(データベース)
 その4(プログラム)
●性能問題を未然に防ぐには

1.性能問題が発生するタイミング

性能問題が発生するタイミングには、「システム完成直後に発生する場合」と「システムの利用時間経過とともに発生する場合」があります。

●システム完成直後に発生する場合
 システム完成直後の負荷テストや顧客受入テストで、性能問題が発生します。
この時点で発生する性能問題の多くは、設計(アーキテクチャ・データベース)・プログラミング工程で作りこまれる場合が多く、対策が非常に難しい傾向にあります。とは言え、改善しないと使用に耐えないなど、緊急性の高い性能問題です。

●システムの利用時間経過とともに発生する場合
 システムの利用時間が経過するとともに「データ量」や「利用者」の増加により、システムの負荷が増大し、性能問題が発生します。システム運用でのサービス・レベル・アグリーメント(SLA)のレスポンス監視やリソース監視により発見されます。
 当初予定していたデータ量やアクセス量よりも多くなり、設計範囲を超えて性能問題が発生する場合が多くあります。時間経過とともにゆっくりと遅くなっていくため、時間をかけて対応策を検討することができます。