玄録

玄録は、秀玄舎の事例を通した、
実践研究の成果をご報告する不定更新の
ビジネスレポートです。

性能問題の原因と対策

性能問題の原因と対策(ハードウエア)

2008.04.25

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 「性能問題の調査方法  その1(システム全体の性能測定)」の調査結果で「CPU使用率が高い」などの調査結果が出た場合、まず最初に思いつくのはハードウエア増強です。しかし、実はデータベースチューニングやプログラム改善を実施していないなどの原因が多くあります。ハードウエア増強をする前に、まずはチューニングなどの作業を実施すべきでしょう。どうしても改善しない場合に、ハードウエア増強を検討します。単純に問題となるハードウエアを増強しただけでは、別の部分で性能がでない場合もあるため、色々な検討・検証が必要です。

●CPU使用率が高い
問題となるサーバのCPUまたはサーバの増強を行います。サーバアーキテクチャによりますが、ブレイドサーバの場合にはCPUを動的に追加することができます。複数サーバ構成の場合はサーバの増設をします。
またアプリケーションのサーバ配置も見直します。

●スワップの多発
物理メモリが少なくスワップが多発している場合は、対応するサーバのメモリを増強します。メモリが最大に搭載されている場合は、そのサーバ内で同時に複数動作するアプリケーションを別サーバに分割できるか検討します。

●ディスクI/Oの集中
特定のディスクにI/Oが集中している場合は、ディスクを増設します。アプリケーションのファイル、データベースが集中するパーティション、インデックスを分離します。

●ネットワークの集中
特定回線またはルータ・スイッチングハブなどネットワーク機器に通信が集中する場合は、以下の対応を行います
① 特定回線
  回線速度以上に通信が集中する場合は、回線速度を上げたり、回線を増設しマルチリンク・マルチホーミング化して対応します。
② ネットワーク機器
  ルータ、スイッチングハブなどのネットワーク機器がネックとなり、有効に回線速度が利用されない場合には、スループットが高速なネットワーク機器に変更します。

次回は、「性能問題の原因と対策(アーキテクチャ)」についてお話します。 (2008/05/09)