玄録

玄録は、秀玄舎の事例を通した、
実践研究の成果をご報告する不定更新の
ビジネスレポートです。

プロジェクト・マネージャの必要スキル

プロジェクト・マネージャの開発技術スキル

2013.06.05

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プロジェクトにおいて、設計書、ソースコード、品質計画書などの成果物をレビューしたり、メンバより設計・実装方法・設計・実装課題の相談を受けることが多々あります。この時に重要になるのが開発技術スキルです。

プロジェクト・マネージャには、自分で設計書、プログラム、品質計画書、テスト仕様書を作成できるだけの開発技術スキルが必要です。この開発技術スキルは、最低5年以上の実務経験がないと身に付きません。
特に性能要件が厳しいプロジェクトや複雑なシステム構造を必要とする大規模プロジェクトにおける設計は、10年程度の実務経験が必要でしょう。

あるSIベンダーでは、1~2年のプログラム経験で早くもプログラム・マネージャを任される場合があります。
開発技術スキルが弱いプログラム・マネージャが小規模(数千万円以下)を担当した場合にはあまり問題が発生しないかもしれませんが、中~大規模(数億円以上)を担当した場合には複雑に絡んだ色々な問題(性能、品質、スケジュール遅延、コスト増加)が発生しその解決において最適解を決定できず、プロジェクトが大混 乱となるリスクが非常に高くなります。
プログラム経験で最低3年間、中規模の基本設計経験で最低2年間は、スキル習得に時間がかかるでしょう。

また品質計画書は、プロジェクトにおける品質管理のために品質V字モデルで重要な役割となります。品質計画書に沿ったテスト仕様書(単体・結合・総合・運用)などのテストシナリオを作成します。プロジェクト・マネージャのプロジェクト管理スキル(品質管理)のベースとなるスキルです。

次回は、「プロジェクト・マネージャのプロジェクト管理スキル(スコープ管理・スケジュール管理)」についてお話します。